Frontiers in Neuroscienceに極めて高い触覚の時間分解能に関するfMRIによる研究について掲載されました。

Frontiers in Neuroscienceに触覚の時間分解能の向上に関わる脳部位をfMRIで調べた研究が掲載されました。一名の自閉症の方が、時間順序判断という課題で、定型発達者の平均の約10分の1の時間差でも判別できる優れた能力をもつことを見出しました。その方が課題を遂行している際の脳活動を詳細に解析することで、特に左側の腹側運動前野、上側頭回の脳活動が高いこと、右側の下前頭回の脳活動の個人差と時間分解能の程度が関係していることを見出しました。

 

著者:Ide M, Atsumi T, Chakrabarty M, Yaguchi A, Umesawa Y, Reiko F, Wada M

タイトル:Neural Basis of Extremely High Temporal Sensitivity: Insights From a Patient With Autism

雑誌:Frontiers in Neuroscience

URL:https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnins.2020.00340/full

2020年04月30日